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【猫の放射線治療】愛猫メイの体験談から費用・回数・副作用を徹底解説!

猫の病気
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Asumei
Asumei

こんにちは!ラパーマ・メイの飼い主・Asumeiです!

今回は「猫の放射線治療」についてです。

私の愛猫・メイは、2024年6月に大学病院で「鼻腔内腫瘍」があると診断されました。

その腫瘍は、悪性の可能性が高く、獣医師から「放射線治療」を勧められたため、私はメイに治療を受けさせることを決断しました。

この記事では「鼻腔内腫瘍」と診断された愛猫・メイの放射線治療を受けた時の体験談をご紹介します!

メイ
メイ

ぜひ参考にしてニャン!

放射線治療とは?

放射線治療は、高エネルギーの放射線を腫瘍に照射し、腫瘍細胞を死滅させることで、腫瘍の縮小や消失を目指すそうです。

猫に放射線治療を行う場合は、人間と違ってじっとしていられないため、毎回全身麻酔をする必要があります。

メイの場合、放射線治療1回あたり、照射時間は1~2分程度で、麻酔にかかっている時間は15分程度と言われました。

また、猫の放射線治療は、入院をする必要がないため、日帰り可能でしたが、麻酔後の経過観察するためか、合計4時間程度メイを預けなくてはなりませんでした。

Asumei
Asumei

治療を受けている大学病院は、家から微妙に遠いので、一旦帰宅するという選択肢はなく、近くの飲食店で時間を潰していました。

メイ
メイ

長い時間、帰れなくて不安だったニャン…

放射線治療の回数

放射線治療の回数は、腫瘍の大きさや治療方針などによって異なるため、一概に「〇回だ!」とは言い切れません。

今回のメイの治療は、根治ではなく緩和が目的だったため、放射線治療の回数は「週1回の頻度で合計4回」行うことになりました。

Asumei
Asumei

当初は「6回くらい」と聞いていたのですが、最終的には4回で済むようで、少し通院の負担が減ってよかったです。

メイ
メイ

毎回麻酔するから、4回でも大変だニャン…

放射線治療の副作用

放射線治療は、外科手術よりも「侵襲性が低い」治療方法ですが、副作用がないわけではありません。

※「侵襲性」とは、身体に苦痛や負担を与える医療行為の全般のことを指します。

特に、メイの場合、鼻の腫瘍に対する治療で照射するため、位置的に目に関する副作用もあるそうです。

放射線治療の副作用
  • 白内障
  • 被毛が抜ける
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢

また、上記以外に大学病院の獣医師から重大な副作用について説明がありました。

それは、鼻周辺の骨が見えてしまうほど皮膚がえぐれることがあるらしいです。

骨が見えてしまうほど皮膚がえぐれてしまった場合は、とてつもない苦痛が伴うため、安楽死しか選択肢はないとのこと。

しかし、この副作用は説明してくださった獣医師(60代くらい)でも見たことがない症例なので、可能性としては極めて低いといっていました。

ただ、リスクはゼロではないので、説明をしたまでみたいです。

Asumei
Asumei

放射線治療を受けるということは、副作用のリスクも念頭に置いておかねばなりません。

メイ
メイ

副作用怖いニャン…

猫の放射線治療の費用

さて、ここではメイが実際に受けた放射線の治療費についてご紹介していきます。

治療費内訳
1回目130,350円再診料・放射線治療・治療計画書作成・装置作成・麻酔
2回目82,830円再診料・放射線治療・麻酔
3回目85,770円再診料・放射線治療・麻酔・抗生剤
4回目105,830円再診料・放射線治療・麻酔・SQAP(放射線増感剤)
合計404,780
Asumei
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今回記載した金額は、検査費用は入っておりません。

また、一部、抗生剤も処方されたので、そちらも込みの金額を記載しています。

放射線治療を受けた結果

2024年6月23日の時点では、まだ放射線治療を2回しか受けていないため、効果はまだ全く出ていません。

担当獣医師によると、「3回目くらいから効いてきていると実感する方が多い」とおっしゃっていました。

放射線治療の効果は、即効性はないようなので、ゆっくりと経過をみていく事になると思います。

また、担当獣医師から事前説明を受けた際、「効果がない場合もある」とも言われたため、良くなる兆しが出るまでは、ヤキモキしてしまうかもしれません。

ただ、メイの鼻腔内腫瘍による鼻詰まりを緩和させるには、放射線治療しか選択肢がなかったため、受けたことに後悔はありません。

でも、希望を捨てずに最後まで乗り切ろうと思っています。

また効果や状況が変わり次第、記事を更新していきたいと思います!

その後…(追記)

合計4回の放射線治療が終わりました!

上記で「3回目くらいから効いてきていると実感する方が多い」という話を書きましたが、メイの場合は、4回目の照射が終わってもなお、良くなる兆しがみられませんでした。

4回目の照射時に腫瘍があまり小さくなっていなかったため、放射線増感剤(SQAP)という放射線の感受性を上げる薬を投与したと、担当医から聞きました。

ちなみに、このSQAPは、プラス23,000円かかりました。(もちろん事前に使っていいか相談がありました)

そして、最後の放射線治療が終わってから10日後…。

メイの鼻詰まりが完全に解消したのです!!!🎊🎉

鼻詰まり解消の兆候
  • 最後の照射(4回目)が終わって10日後の午後に逆くしゃみを何度もする
  • 逆くしゃみをした日の夜中(0時くらい)にちゃんとしたくしゃみをする

そして、その後、すぐに鼻が通るようになり「ガーガー」といった呼吸音もしなくなり、鼻詰まりが完全に解消したのです!

私が元々イメージしていたのは、鼻詰まりが徐々に良くなっていくイメージだったので、突如くしゃみをして、「はい!解消!」という風になるとは、思ってもみませんでした!

結果、放射線治療の効果が出てくるのは、腫瘍の種類や程度などによって異なるということがわかりました。

担当した獣医師によると「1回目の照射で良くなっていると実感する方もいる」と聞きました。しかし、それは、あまり喜ばしいことばかりではないとのこと。理由は、1回目で効果があるとそれだけ悪性腫瘍度が高いということらしいです。

Asumei
Asumei

良くなる兆しがなかなかなくて、ヤキモキしていましたが、なんとか効果も実感し、本当に治療をして良かったと思っています!

メイ
メイ

鼻が通った瞬間、世界が変わったニャン!

まとめ

猫の放射線治療は、高度医療なので、設備が整っている動物病院でないと受けることができません。

メイの場合、かかりつけ医の獣医さんに紹介状を書いてもらい、大学病院でCT検査などを行った結果、「鼻腔内腫瘍」であることが判明し、放射線治療を行うことになりました。

放射線治療の費用は、とても高額で通院も何度も行かなくてはならないため、よく考えてから治療を受ける必要があります。

Asumei
Asumei

猫の放射線治療は、重大な副作用もあるため、事前に内容を把握し覚悟をしておく必要があります。

メイの場合、放射線治療を開始してからしばらくは、効果が実感できませんした。そのため「本当に鼻詰まりは解消するのか?」と不安でいっぱいでした。

しかし、4回目の最後の照射から10日後、見事、鼻詰まりが解消し、すっかり良くなったのです。

Asumei
Asumei

医療費はかなり高額でしたが、鼻詰まりが治って喜んでいるメイの顔を見たら、放射線治療を受けて、本当に良かったと心から思い、涙しました。

メイ
メイ

本当に鼻が楽になったニャン!

Asumei
Asumei

メイのこのような経験が「猫の鼻腔内腫瘍」に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。