こんにちは、皐月です。
この記事を読んでくださっているあなたは、もしかしたら私と同じように、大切なペットを亡くされて、今、深い悲しみの淵にいるのかもしれません。あるいは、「ペットロス」という言葉は知っているけれど、それが時間差でやってくるなんて、想像もしていなかったのではないでしょうか。
私には、去年の12月まで一緒に暮らしていた、ラパーマのメイという猫がいました。メイは本当に可愛くて、私の人生にとってかけがえのない存在でした。
5年間の闘病生活と、看取りの日々
メイは5年くらい前から肝臓の病気を患っていました。それからというもの、私たちの生活はメイ中心。毎日欠かさず強制給餌をし、週に2回は動物病院へ通う日々。正直に言うと、介護は大変で、疲れてしまうこともありました。それでも、メイの温もりを感じるたびに、「この子のためなら」と頑張ることができたんです。
去年の12月、メイは息を引き取りました。看取りの最中のメイは、ほとんど意識がない状態が多く、最期は「チェーンストークス呼吸」という苦しそうな呼吸をした直後、すぐに亡くなりました。その瞬間は、もちろん悲しくて涙が止まりませんでした。でも、どこかホッとした気持ちもあったんです。「メイ、もう辛い思いをしなくて済むんだ」と。
メイがいなくなった喪失感と、時間差でやってきた悲しみ
メイが亡くなってしばらくの間は、家の中が静かになったこと、毎日の介護から解放されたことに、少しだけ安堵感を覚えていました。でも、それは本当に一瞬のことでした。
数週間、数ヶ月と時間が経つにつれて、ふとした瞬間にメイのことを思い出しては、胸が締め付けられるような悲しみに襲われるようになったんです。朝、いつものようにメイがちゅーるをねだる声が聞こえない。私の膝の上で丸くなって眠るメイの姿がない。
メイの写真を見返しては、「もっとこうしてあげればよかった」「あの時、もっと早く病院に連れて行けば…」と後悔ばかりが押し寄せてくる日もありました。まさか、こんなにも時間が経ってから、こんなにも辛い気持ちになるとは思ってもいませんでした。まさに、ペットロスが時間差でやってきた、ということを身をもって実感したんです。
それは「ペットロス症候群」なのかもしれない
後から知ったのですが、私のように、ペットを亡くした後、すぐに悲しみがこなくても、数週間後、数ヶ月後に強い悲しみや喪失感に襲われることは、決して珍しいことではないそうです。
これは「ペットロス症候群」と呼ばれることもあり、精神的な落ち込みだけでなく、食欲不振や不眠といった身体的な症状が現れることもあると言われています。
私は幸いにも、一時的に気持ちが落ち込む以外の症状は特にありませんでした。なので、私の場合は、ペットロス症候群とまではいかないのかもしれません。
私が試した、悲しみを緩和するための方法
夫は、メイが亡くなった直後、私よりも悲しみに暮れていました。メイは、私が独身時代から飼っていた猫なので、夫とメイは実質3年ほどしか一緒に暮らしていません。にも拘わらず、私よりもとても辛そうでした。きっと、ペットロスになるか否かは、一緒に過ごした年数は関係ないのだろうと思います。
そこで、夫は、メイを亡くした悲しみを緩和するために、Audible(オーディブル)で配信されている『猫を処方いたします。』を聴くようになったそうです。
私は、内心、猫に関する本を読むと「より悲しみが悪化するのでは?」と思っていたのですが、夫の話によると意外にも効果があったようです。
『猫を処方いたします。』を聴いていると、心が浄化されるようで、ペットロスが緩和するといったようなことを言っていました。
『猫を処方いたします。』のあらすじ
京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころのびょういん」。心の不調を抱えてこの病院を訪れた患者に、妙にノリの軽い医者が処方するのは、薬ではなく、なんと本物の猫だった!?
戸惑いながらも、医者に言われるがまま決められた日数、猫を「服薬」することになった患者たち。気まぐれで繊細、そして手がかかるけれど愛くるしい猫との生活を通して、彼らの心は少しずつ変化していきます。
そして、なぜ医者が薬ではなく猫を処方するのか、その理由にはある秘密があって――。
猫と人が織りなす、もふもふとした温かいハートフルストーリーです。
ペットロスに苦しむ人を癒す『猫を処方いたします。』
メイを亡くしてからというもの、猫に関するものを見るのが辛い時期もありましたが、この本は不思議とそういった感情を呼び起こしませんでした。むしろ、メイとの楽しかった日々を優しく思い出させてくれるような、そんな力があったように感じます。
オーディブルで聴くことで、家事をしながら、寝る前のリラックスタイムに、いつでもメイのことを思いながら、優しい気持ちになれました。声優さんの温かい語り口も、疲れた私の心を癒してくれたのだと思います。
もしあなたが今、ペットロスの辛い気持ちを抱えているなら、ぜひ一度、オーディブルで『猫を処方いたします。』を聴いてみてください。もしかしたら、私や夫のように、心が少し軽くなるかもしれません。

猫を処方いたします。