このサイトに掲載されている情報は、参考情報であり、獣医師による診断や治療に代わるものではありません。
猫の病気や健康に不安を感じたら、必ず獣医師に相談してください。

ペット保険未加入だった猫の飼い主の末路。1年間にかかった医療費を徹底公開!

【体験談】1年間にかかった猫の医療費大公開! お金
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こんにちは!メイの飼い主・Asumeiです!

「慢性鼻炎」「肝臓・胆管炎」「腎臓」の3つの病と闘っているメイですが、なんとなんと!ペット保険に入っておりませんでした…。

猫を飼っているみなさんは、ペット保険に加入していますか?「ペットに保険なんていらない!」と思っている方もいるかと思います。

「ペット保険ってお金かかるし、その分貯金しておけばいいのでは?」
「もし病気にならなかったら保険料の支払いが損だし…」

そう思っている方もいるかと思います。

この記事ではペット保険に加入してなかったAsumeiの体験記を赤裸々に公開します!ペット保険に加入しなかったらどうなるの?と疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてください。

ペット保険とは

ペット保険

ペット保険とは、ペットが病気やケガをした場合に治療費を保証してくれる民間保険です。対象のペットは主に犬や猫、保険会社によっては鳥やうさぎなど幅広く対応している保険会社もあります。

ペットの保険料は、猫よりも犬の方が高い傾向があります。理由としては、猫より犬の方が1か月にかかる医療費の平均が高いことが挙げられます。

ペット保険は何歳まで加入可能?

ペット保険に加入できる年齢は、保険会社によって異なりますが、ほとんどの保険会社は8~12歳ほどが新規で加入できる年齢です。

ペット保険は原則、健康な状態でないと加入することができません。

したがって、高齢になればなるほど病気にかかるリスクは高くなるため、なるべく若く健康な時にペット保険に加入した方が審査に通る可能性が高いです。

当たり前ですが、飼っているペットが病気になってからペット保険を検討するのは遅すぎるので、「ペットを飼い始める前」 or 「飼い始めた段階」で検討することをおすすめします。

次の章では、実際に飼っている猫のメイにかかった1年間の医療費についてご紹介したいと思います!

ペット保険に加入していなかった場合の実際の1年間の医療費

猫と聴診器

この章では、2022年の1年間でかかったメイの全医療費をご紹介します!医療費を紹介する前に、なんの疾患でどういった内容の治療をしているのかをまとめました。

疾患名

メイが現在患っている疾患は「慢性鼻炎」「肝臓・胆管炎」「腎臓病」の3つです。

慢性鼻炎

慢性鼻炎はボランティアさんから譲渡される前から患っており、なかなか有効な治療がなく、抗生剤も最初は良くてもだんだんと良い状態をキープすることができずに、現在悪化の一途を辿っています。

慢性肝炎・胆管炎

慢性肝炎・胆管炎は2019年から患っており、慢性化してしまったため、毎週点滴治療が必要な疾患です。

腎臓病

2021年から腎臓の数値が悪くなりました。現時点では、点滴を毎週受けていれば数値は良い状態をキープできています。腎臓病ステージ2と診断されました。

治療内容

ここでは、動物病院で行った治療内容などの内訳を記載します。

  • 再診料
  • 点滴
  • 飲み薬
  • 血液検査料(1,2ヵ月に1回)
  • 細胞診料(皮膚にできものがあったため急遽実施)
  • 強制給餌用の缶詰め

上記が、動物病院で行った治療内容です。これらを医療費としてまとめます。ただ、強制給餌用の缶詰めは途中から「ネットでまとめて買った方が安い!」と気づき、10月くらいから缶詰め代は医療費として計上しておりません。

2022年の1年間でかかった医療費の合計

以下が2022年1年間に実際にかかった猫の医療費です!

1月¥37,615
2月¥30,135
3月¥84,820
4月¥66,000
5月¥63,015
6月¥45,580
7月¥59,350
8月¥58,030
9月¥36,670
10月¥48,235
11月¥42,570
12月¥59,840
合計¥631,860

合計¥631,860でした!

いかがでしょうか?こうやって改めて集計してみると、金額の大きさに震えますw

¥631,860は、あくまでも医療費の合計値であって、フードやトイレの砂、システムトイレ用のトイレシート、はならくSPなどは別途かかっています。

そして、メイにあげているドライフードは療法食なので、健康な猫が食べるフードと違って金額も高いので、そこでも家計を圧迫します。
ペット保険に入っていないと全額負担になるので、慢性鼻炎、肝臓病、腎臓病などを患っていると医療費だけでも年間約63万円以上はかかってしまうという結果です。

もしペット保険に入っていたら?

ペット保険の案内

もし、ペット保険に入っていたら、どのくらいの医療費負担で済んだんだろうと考えることがあります。

色々なペット保険会社があり、プランも様々なので一概にどのくらいの負担額で済んだのかは不明です。ただ、ざっくり計算でペット保険50%のプランだったとしても63万円の50%は約31万円になります。年間31万円の支払いになるだけでもかなり助かりますよね。

(ペット保険会社によっては、通院時の保証に回数制限や上限金額を設けている場合もあるので、一概には言えませんが)

とにかく、猫の医療費を年間10万円でも20万円でも補償してくれたら、どんなに良かっただろうと思うこともしばしばです。

結局、ペット保険に加入した方がいいの?

結論から言うと、絶対にペット保険に加入した方が良いです!

人間の場合は国民皆保険で自己負担額が3割だけですが、ペットの場合は10割自己負担なので、もしペットが病気やケガをした場合大幅な出費となり、支払うのが大変だからです。

もし猫が病気やケガを一生しなかったら、ペット保険は損では?

もちろん、病気やケガを一切せず寿命を全うする猫がいるのも事実です。そうなれば、ペット保険にお金をかけるのは損でしょう。

しかし、猫も人間と同様に今まで健康だったのに、年齢が上がるに従って病気をするリスクが高くなります。その場合は、必ず医療の手を借りなければなりません。

そして、現代のペット医療はとてつもなく発展しています。完治しない病気だったとしても、治療をしっかりと行えば持病がある猫だとしても寿命を全うすることができる場合もあるのです。

ただ、ペット医療が発達した反面、猫の命が尽きるまで治療を続けることになり、1年、2年、3年…と治療する期間が長くなればなるほど金銭面での負担が大きくのしかかってきます。

お金持ちであれば自己負担が多くても猫の医療費を出すことが可能ですが、相当な資産家や高所得な方でなければ、猫の医療費が多額になればなるほど、家計が苦しくなります。

1年間に猫の医療費を63万円以上払っている人間からしたら、ペット保険を年間5万円支払ったとしても、1年間の治療費に比べたら5万円がとんでもなく安い金額に思えるのです。

それくらい、猫の医療費はとてつもなく高額なのが現実です。猫の医療費を全額ペット保険で負担するのは難しいかもしれないですが、一部医療費をペット保険でまかなえたら、とても助かるのに…と実感しました。

私はまだ医療費をなんとかギリギリ支払うことができていますが、中には医療費を支払うことができずに借金をする人もいるとか。そうならないためにも、猫や犬などのペットを飼う際はペット保険に加入することを強くおすすめします。

おわりに

ペット保険の重要性と実際にペット保険に加入しなかった場合、1年間に実際にかかった医療費について紹介してきました。

私の飼っている猫・メイは14歳になった今も、肝臓や腎臓、慢性鼻炎の病を患いながらも医療の力を借りてなんとか 生き長らえています。この状態がいつまで続くのかは分かりません。きっと年齢を重ねるにしたがって、医療費の負担がもっと上がるのではないかと予測しています。下手したら、1年間の医療費が100万円以上を超えることもあるかもしれません。

猫をすでに飼っていてまだペット保険に加入していない方はもちろん、猫をこれから飼おうとしている方の参考になればと思っています。