こんにちは!メイ(猫・ラパーマ)の飼い主・Asumeiです!
今回は「猫の全身麻酔」についてのお話をしていきます。
猫の全身麻酔は、手術や放射線治療など「痛みや不快感を伴う」「じっとしていなければならない場合」の治療を行う際に必要となるものです。
しかし、麻酔は猫にとって大きな負担となるため、事前に十分な知識を身につけることが大切です。
ちなみに、愛猫のメイは、15歳8か月の時に「CT検査」と「放射線治療」のため、合計5回の全身麻酔を行いました。
ここでは、メイの体験談を元に高齢猫の全身麻酔のリスク・副作用・費用などについて、解説していきたいと思います!
みんな、参考にしてニャン!
猫の全身麻酔とは?
猫の全身麻酔とは、意識と感覚を消失させ、筋弛緩をもたらす薬剤を投与することによって行われるそうです。
麻酔の種類や投与方法によって、効果の持続時間や作用の強さが異なるといわれています。
麻酔前の絶食絶水の必要性
猫の全身麻酔前は、絶食絶水が必要です。
これは、麻酔中に嘔吐した場合、誤嚥を防ぐためだそうです。
絶食時間は、動物病院によって異なりますが、一般的には麻酔をかける「12時間前から絶食」「2時間前の絶水」となります。
メイは、5回中3回は「12時間の絶食」うち2回は「6時間の絶食」を実施しました。
なぜ2回だけ「6時間の絶食」になったのかというと、最初の3回は、病院のルール通り12時間絶食することができたのですが…。
3回目の放射線治療のため絶食をした際、「ストレスで暴れ、椅子からほつれたウレタンの素材を食べてしまった」のです。
誤飲してしまったその日のうちに獣医師に相談したところ、次回からは「6時間の絶食でOK」と許可をいただけました。
ただ、6時間前の食事は、ドライフードだと消化に時間がかかってしまうため、ウェットフードを少量のみでした。
だったら、最初から「6時間の絶食でいいじゃん…」と思いましたが…。
長い時間ごはんをくれなくて、いじわるされたと思ったニャン!
麻酔にかかっている時間
メイの場合は「CT検査」と「放射線治療」のために全身麻酔をする必要がありました。
担当した獣医師によると、メイの場合、麻酔がかかっている時間は、
- CT検査の時:1時間程度
- 放射線治療の時:15分程度
と言われました。
もちろん、検査・治療内容によって、麻酔にかかっている時間は異なります。
全身麻酔後
全身麻酔後は、猫が完全に覚醒するまで獣医師の監視が必要です。
覚醒後は、脱水症状や低体温などの状態に注意する必要があるといわれています。
メイの場合、全身麻酔にかかっている時間は、15分~1時間程度だったのですが、実際に猫が手元に戻ってくるまで4時間程度待たされることが多かったです。
また、メイの場合、帰宅後以下のような症状がありました。
- ふらつき
- 興奮
- 眠そうな状態
ふらつき・興奮に関しては、CT検査のため、1時間程度麻酔をした際に発生しました。
帰宅後、メイは、自らキャリーリュックから出て、しばらく興奮状態になり、ひたすら部屋中を歩き回っていました。歩いている最中、足元がおぼつかなかっため、何度も尻もちをついてました。
しかも、その状態が数時間と続いたのです。
麻酔の量が多いと、興奮とふらつきが増すような気がしました。
というのも、15分程度の麻酔だった時(放射線治療時)は、数時間も歩き回るということはなかったからです。(ただ少し興奮していましたが)
何時間も歩き回って、大丈夫なのかなと不安でしたが、翌日には通常通りのメイに戻ったので、安心しました。
全身麻酔をすると、なんだか興奮して、目がガンギマリになるニャン…
全身麻酔のリスクと副作用
猫の全身麻酔には、以下のようなリスクがあるといわれています。
これらのリスクは、猫の年齢や健康状態、使用する麻酔薬の種類などによって異なるそうです。
■参考
犬と猫の麻酔|動物の全身麻酔って安全なの?
猫の麻酔|アイリスプラザ_メディア
高齢猫の全身麻酔のリスク
高齢猫は、若い猫よりも持病を抱えていたり、免疫力や体力が低下している可能性があるため、全身麻酔のリスクが高くなります。
高齢猫に全身麻酔を行う場合は、獣医師が慎重にリスクとベネフィット(症状が改善する)を評価する必要があるといわれています。
メイの場合も、全身麻酔をする必要がある時、15歳と高齢だったため、事前に血液検査やレントゲン検査、CT検査などを行いました。
結果、麻酔をかけても問題ないとの見解だったので、全身麻酔の実施に踏み切りました。
なんだか難しいニャンね…
猫の全身麻酔の費用
猫の全身麻酔にかかる費用は、動物病院や手術内容によって異なりますが、一般的には数万円程度だといわれています。
メイの場合は、1回当たりの麻酔にかかった費用は、15,200円でした!
思ったより安かったなという印象です。
実際、治療するとなると、麻酔代だけでなく、診察料や他の治療費がプラスされるため、金額が跳ね上がるので、要注意です!
かかる費用は、麻酔だけじゃないからニャン!
まとめ
猫の全身麻酔は、リスクを伴う処置ですが、適切な管理下で行えば、安全に行うことができるといわれています。
実際にメイは、15歳で高齢にも関わらず、毎回安全に全身麻酔を実施し、終えることができました。
猫の全身麻酔を検討している場合は、獣医師に相談し、リスクとベネフィットについて十分に理解した上で、最善の選択をすることが大切です。
猫の全身麻酔は、猫の年齢や状態により異なりますが、今回の経験から必要以上に怖がらなくても大丈夫なんだなと感じました。
愛猫のために全身麻酔の正しい知識を得て、最善の選択をしてニャン!