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猫用の防災・避難リュックの作り方!優先度高い順にご紹介!

猫の豆知識
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地震や台風などの災害はいつ起こるかわかりません。「備えあれば憂いなし」ということわざがある通り、地震などの災害が起こる前にしっかりと準備しておけば、いざという時に役立ちます。

大切な家族の一員である猫と、災害時に安全に避難するために事前に準備しておくべきものや、避難時の注意点についてまとめました。

Asumei
Asumei

猫の防災対策について、猫飼い歴10年のAsumeiが、ご紹介したいと思います!

猫の防災グッズを選ぶ際の3つのポイント

猫の防災グッズを選ぶ3つのポイント

災害はいつ起こるかわかりません。 いざという時に慌てないよう、必要な防災グッズを事前に準備しておくことが重要です。 しかし、いざ選ぼうとすると、何を選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、防災グッズを選ぶ際の3つのポイントについて解説します。

軽量で持ち運びしやすいもの

避難時には、飼い主自身も荷物を持って移動する必要があります。そのため、できるだけ軽量で持ち運びしやすいものを選ぶことが重要となってきます。

例えば、猫用の食器を持参する際は、陶器ではなく、折り畳み式の軽量タイプのものを用意しておくと、かさ張らずに持っていくことができます。

猫の性格や好みに合ったもの

猫は環境の変化に敏感な動物です。例えば、フードの場合、普段から食べなれているものや、猫が好きなものを選ぶと避難所でも安心して食べてくれる可能性が高くなります。

また、嗜好性の高いおやつなども用意しておくのもおすすめです。災害時は、環境の変化でストレスを感じてしまい、いつも食べなれているご飯を食べない場合があります。その場合は、おやつだったら食べてくれる可能性があるので、できたら用意しておくといいでしょう。

災害時の状況に対応できるもの

停電や断水など、災害時の状況を想定して準備が必要です。

例えば、猫の場合、水を飲む量が減ってしまうと、尿路系の病気を発症するリスクが高くなるといわれています。そのため、人間用だけでなく猫用にも事前に飲料水を備蓄しておくことをおすすめします。

長期避難に備えて、必要な物資を多めに用意しておきましょう。

キャリーケースは絶対必須!

キャリーケースは絶対に必須!

キャリーケースは、猫の場合、避難するために必ず必要なものです。いざという時のために、普段から猫が安心して過ごせるように、慣れさせておくことが大切です。

揺れや飛び出し防止のために、ハーネスとリードも準備しておくと安心です。

複数の猫がいる場合は、それぞれ個別にキャリーケースを用意する必要があります。事前にどのようなキャリーケースがいいか調べ、用意しておくことをおすすめします。

【優先度高い順】猫用の防災・避難リュックに入れる物リスト

猫用の防災リュックに入れる物リスト
優先度高い順

防災・避難リュックとは、地震などの災害発生時に必要なものをまとめて持ち運ぶためのリュックです。
ここでは、猫用の防災・避難リュックに入れるグッズを優先度高い順にご紹介します。猫の防災対策にお役立てください。

フード(おやつ)

猫は、ストレスに弱い動物のため、災害発生時にフードを食べなくなる場合があります。さらに猫は、絶食状態が続くと、「肝リピドーシス」(肝臓に脂肪が蓄積する)になるリスクが高くなり、治療をしないと最悪死に至るケース場合がある言われています。そのため、災害時でもなるべく愛猫が食べなれているフードを用意しておくことが大切です。

現実問題、災害時は人命優先となるため、ペットフードの支援は後回しにされる可能性が高いです。しかも、持病のある猫の場合は、療法食を与えているケースが多いです。もし仮にキャットフードの支援物資が届いたとしても、療法食までは届かないかもしれません。したがって、愛猫が食べなれているフードや療法食を備蓄しておくことは、とても重要なことなのです。

飲料水

人間同様、ペットにとっても水は命綱です。しかし、災害発生時のストレスによって、ペットは水を飲まなくなってしまう可能性があります。

軟水は硬水よりもミネラル分が少なく、ペットが飲みやすい傾向があります。一方、ミネラル分が多い硬水は、尿結石のリスクを高める可能性があります。したがって、ペット用の水には、軟水を用意しておくことをおすすめします。

薬とシリンジ

持病がある猫の場合は、避難する際、必ず薬を持っていく必要があります。獣医さんに相談して可能であれば、薬を多めに処方してもらい、防災リュックに入れておくと安心です。

処方薬が診察するごとに変わる場合は、防災リュックに入れずに、避難の際、その時処方してもらった薬を持っていくようにするといいでしょう。

また、投薬の際にシリンジを使用している方は、シリンジも忘れずに防災リュックに入れておきましょう。

Asumei
Asumei

肝臓病のメイの場合は、1~2か月ごとに血液検査をし、結果次第で処方薬が変わります。

そのため、防災リュックにストックしておけないので、その時点で処方された薬を持っていく予定です。

メイ
メイ

持病がある猫は大変だニャ!

ポータブルトイレ(猫砂)

避難先でいつものトイレ環境を再現できれば理想的ですが、避難所への移動では大きなトイレ容器を持ち運ぶのは困難です。

避難先では、以下のトイレ環境を検討しましょう。

  • 折りたたみ式ポータブルトイレ:持ち運びに便利な軽量タイプ
  • 段ボールとビニール袋を使った簡易トイレ:環境変化への不安を軽減
  • ペットシート:場所を選ばず設置できる柔軟性

鉱物系の猫砂は重いため、軽量タイプの猫砂に慣れさせておくことをおすすめします。

フードボウル

猫用の食器を持参できれば理想的ですが、荷物増加は避けられません。

そこで、柔軟な発想で代用できるアイテムを検討しましょう。

  • 折りたたみフードボウル:持ち運びに便利で、場所を選ばずに使用できる
  • キャンプ用シェラカップ:軽量で使い勝手が良く、食器として最適
  • キッチンラップ:使い捨てで衛生的な簡易食器として活用
  • 紙皿:軽量でかさばらず、複数枚用意すれば使い捨て可能

災害時の猫食器問題は、事前にどんな方法があるか考えておくと、いざという時にあわてずにすみます。

ゴミ袋

ゴミ袋は、猫のうんちやおしっこを処理するために必要なものです。なるべく、匂いが漏れにくいゴミ袋を用意しておくと、役に立つのでおすすめです。

「ペット用消臭ポリ袋 」があり、100均にも売っているので、手軽に用意することができるので、おすすめです。

ペット用ウェットシート

ペット用ウェットシートは、猫の汚れを拭いたりするのにあった方が便利です。これも100均などで売っているので、事前に買っておくことをおすすめします。

毛布

冬に被災した場合、停電で暖房が使えない場合があり、寒さをしのぐために毛布があると役立ちます。猫が少しでも安心して過ごせるように猫の匂いがついたミニサイズの毛布やブランケットなどを用意しておくことをおすすめします。

ホッカイロ

冬に被災した際、停電になる可能性が高いため、ホッカイロがあると役立ちます。ホッカイロは、低温やけどの危険性があるため、猫に直接触れないように、毛布の下などに貼るなど注意しながら使用する必要があります。

ハーネス・リード・迷子札

災害発生時、猫はパニック状態になり、普段と違う行動を取る可能性があります。 慣れない環境で迷子にならないよう、避難先ではハーネスやリードを使って必ずつなぎ止めておくことが重要です。

迷子札は、万が一猫が迷子になった際に、飼い主のもとへ帰ってくる重要な役割を果たします。 連絡先は電話番号だけでなく、メールアドレスやSNSアカウントなども記載しておくことをおすすめします。

猫の防災用備蓄の目安量

猫の防災用備蓄の目安量

災害発生後、食料などの救援物資が届くまで「約3日間」かかると言われています。そのため、人間の場合は、最低「3日分」の備蓄が必要だと言われています。しかし、これは人間の場合のみです。

救援物資は、人間の支援が優先のため、ペットの場合、救援物資が届くまで3日以上かかる可能性が高いです。そのため、ペットの備蓄は、最低でも「7日分」は用意した方がいいです。

ただ、持病がある猫の場合は、療法食を与えているケースが多く、救援物資としてキャットフードが届いたとしても、希望のフードがない場合があります。フードは基本、飼い主さんが用意したものを与えた方が安心ですので、なるべく多くストックしておくことをおすすめします。

Asumei
Asumei

メイの場合は、ロイヤルカナンの「腎臓サポート」と「消化器サポート(可溶性繊維)」

を与えています。1か月くらいは持つようにストックしてます!

メイ
メイ

「ちゅ~る」もストック忘れないでニャ!

避難場所によってはペット受け入れ不可の場合も

避難場所によってはペット不可の場合も

多くの飼い主が盲点になりやすいのが、全ての避難場所がペットを受け入れているわけではないという事実です。

【ペット受け入れ不可の理由】

  • 避難場所のスペース不足
  • 衛生管理上の懸念
  • 動物アレルギーを持つ避難者への配慮
  • ペットの飼育経験や知識を持つスタッフ不足

【ペット受け入れ可の避難所を見つけるために】

  • 自治体のホームページやハザードマップで事前に確認しておく
  • ペット受け入れ可能な避難所のリストを準備しておく

【ペット受け入れ不可の場合の対策】

  • 親戚や友人の家に預ける
  • 車中避難 (安全を確保できる場所)

災害時のペット避難は、飼い主自身の責任で行う必要があります。 事前に情報収集を行い、適切な準備をしておくことが、愛猫の命を守るために不可欠です。また、避難所では、ペットの行動に責任を持ち、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。そして、災害発生直後は情報が錯綜しがちです。冷静に状況判断し、適切な行動を取るように心がけておくことが大切です。

まとめ

地震などの災害時の救援物資は、人間が優先のため、ペットは後回しにされがちです。そのため、愛猫のためにしっかりと防災対策をしておく必要があります。今は、猫のための防災グッズも色々あるので、もしもの時のために準備しておくと安心です。

また、災害時、避難所生活をしなければならなくなった場合、事前にペットが受け入れ可能かどうか、チェックしておくことが大切です。愛猫のためにできる限り防災対策をして、万が一の時のために備えましょう!